NHKスペシャル【総合】3月18日(日曜)21:00-21:50 番組公式サイトへリンク

『東京大空襲の真実』
1944年11月から、1945年の終戦間際までの間に、100回以上にわたって執拗に繰り返された「東京大空襲」。
最大の被害をもたらした3月10日には、1日で10万人の命が失われた。
しかし、半年以上にわたって繰り返された空襲被害の全貌は知られていない。
3月10日以外を記録した映像資料がほとんどなかったためだ。
しかし今回、NHKは、陸軍参謀本部の指示で撮影された2万枚のネガを入手。
その中に東京大空襲を鮮明に記録した写真が580枚余り発見されたのだ。
燃え上がる銀座の街。
消火活動に駆け回り、煙の中を逃げまどうもんぺ姿の女性たち。
がれきの片付けに動員され、幼い顔に必死の表情を浮かべて作業にあたる中学生。
一面の焼け野原に置かれた棺。
それを囲み、泥まみれ姿のまま葬式をあげる家族の姿。
膨大な量の写真、そして新たにアメリカ空軍基地で見つかった当時の資料から、アメリカがいかに緻密に計画性をもって無差別爆撃を繰り返していたのか、明らかになりつつある。
半年余り続いた東京大空襲で市民たちはどういう被害を受けていたのか、東京の街はどう焼け尽くされていったのか、これまで知られてこなかった東京大空襲の全貌を未公開写真と関係者の証言を交えて描き出す。

特報首都圏【総合・関東甲信】3月9日(金曜)19:30-19:58 番組公式サイトへリンク

『東京大空襲 - 67年目 遺族たちの叫び
10万人以上の市民の尊い命が一夜にして犠牲になった3月10日の空襲。
「東京大空襲」は、墨田区や江東区などの下町一帯を焼き尽くした市街地爆撃は知られているが、実は、原宿や銀座など東京の各地が半年余りの間に順番に無差別爆撃を受け、焼き尽くされてきたことが遺族の証言などから浮かび上がってきた。
黙殺されてきた空襲遺族の声。
67年が経った今、遺族たちは「語り残さなければ、東京大空襲の真実は闇に葬られてしまう」という危機感から、閉ざしてきた重い口を開き、真実の「空襲被害」を語り始めている。
番組では、遺族たちの手元に残された当時の遺品や記録、そして遺族自身の証言から、新たに浮かび上がる「東京大空襲」の真実に迫っていく。
スタジオには、自らの被害体験を語りたいという、落語家林家一門のおかみさん、海老名香葉子さんをお招きする。
2013年の放送内容はこちら

4月2日(月)更新分    

『被災した銀座の様子』

今回発見された東京大空襲のネガの中から、象徴的な写真を選びテーマごとに更新して紹介します。